「個の力を伸ばす」という言葉をよく使いますが、これは何を意味しているのか。今日はそれを整理したいと思います。
「個の力」=技術だけではない
ドリブルやボールコントロールといった個人技術は、もちろん「個の力」のひとつです。
でも私が考える「個の力」は、それだけではありません。
サッカーのゲームでは、相手も味方も常に動いています。まったく同じ場面は、二度と来ない。だからこそ、その瞬間に自分で判断できる力が必要です。
コーチに言われてやるプレーは「個」じゃない
コーチに「右に出せ」と言われて右に出す。それは「コーチのプレー」であって、「自分のプレー」ではありません。
自分でボールを持ったとき、相手を見て「ここならいける」と判断してドリブルする。そのプレーの根拠が、自分の中にある状態。これが「個の力」だと思っています。
技術は「個の力」を発揮するための道具
では、ドリブルやフェイントの技術は不要なのか?そうではありません。
判断して「ここでドリブルしよう」と思っても、技術がなければ実行できない。技術は、判断を実行に移すための「道具」です。
技術があるからこそ、プレーの選択肢が広がる。選択肢が広がれば、より良い判断ができる。この循環が「個の力」を高めていきます。
「個の力」が、チームに貢献する
個の力を伸ばすことは、個人プレーを助長することではありません。
自分で考えてプレーできる選手が11人いれば、指示を待つだけの選手11人よりも、チームは強くなる。「個の力」は、最終的にチームへの貢献につながっていきます。
ソラーレでは、この「個の力」を育てることを、練習の中心に置いています。
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